「歌って習ったらうまくなるの?」
って友達からよく聞かれるので、今日はそのテーマのお話です。
これまでの人生、歌を習うなんて考えたこともありませんでした。
楽器は習うものだけど、歌は誰でも歌えるし、上手い人は生まれつき上手いんだろうと思ってました。
でも、今は違います。
私は子育て真っ最中の時は、好きな音楽を聴くことも、カラオケに行くことも忘れるほど忙しかったです。
子どもも大きくなり、カラオケに行く余裕ができた頃、昔歌えた歌が歌えない自分に愕然としました。高い声が出ない。昔は出たのに。
歳をとったら声って出なくなるんかな、って落ち込みました。
でもあることがきっかけで「ジャズを歌いたい」衝動にかられたのです。
そのためには
声が出るようにしないと!
ボイストレーニングをやってみよう!
と思ったわけです。
今までどうやって声を出すかなんて考えずに歌っていましたが、レッスンを受けてみると、発声には理論があることがどんどん分かっていきました。
歌う前のストレッチも大事。姿勢も大事。
声帯の周りの筋肉を鍛えて、全身で音を出すということ。
いろんなことで、声が変わっていくのが実感できました。
この調子で続けていけばジャズが歌えるかも、
と思えるようになっていました。
5年ほど前のことです。
それで、先生の選び方が難しいと思うのですが、
歌の先生って、人によって教え方が全然違うのです。
音楽のジャンルによっても違うし、その個人によってこだわりも違うんです。
それと、習ってみないと分からないのですが、
声の変化が実感できる!
というのが、先生を選ぶ上で大事だと思います。
(体験レッスンをやってくれるところ多いです。)
私は最初、
裏声(ファルセット)になると声が極端に小さくなる。
というのが悩みでした。
でも、トレーニングを続けてきた今は、長時間歌っても喉は痛くなりません。
地声と裏声の境目もほとんど分からなくなり、音域も広くなりました。
そしてある日、先生から
もうどのキーでも歌えますね、って言ってもらえたんです。
でも、まだできない苦手を克服して、もっとうまくなりたいと思っています。
歌を習う、楽しいですよ!