「ジャズを歌う」というのは本当に大変だ!
①ボイストレーニングでどの音域も楽に出せるようにする。
②ジャズのスイングのノリを体に覚え込ませる。
③英語の正しい発音を学ぶ。
最初はジャズシンガーの先生から①〜③のことを学んだ。
そしてちょっと歌えるようになった頃、コード楽器をやりたいと思い、ウクレレを始めた。
コードを押さえて弾けても、音楽理論が分からない。
「楽典」と言う本を買ってみたけど、難しい。
ジャズセッションに参加すると、楽器演奏者の人たちが、何やらコード進行の話で盛り上がっている。
知りたい。。
「音大に行って、基礎から音楽を学びたいなあ」と思って大学案内を取り寄せてみた。
学費、高いなあ。
おばさんの学生、いるのかなあ。
仕事を休職して大学に行くなんて無理だよな、と思いつつ、職場の人事担当者に聞いてみた。
「仕事に関係のある勉強をしに行くための休職制度はありますが、、」
そうだよなあ。仕事と全く関係ない。完全なる趣味で休職なんて無理なはず。
それなら音大の通信教育部はどうだろう。
カリキュラムを調べると、スクーリングといって、実際大学へ行って講義や実習を受けなければならない日が結構ある。こんなに仕事休めないなあ。
これは仕事を辞めて行くしか選択肢はない!
と思いつつ大学のオープンキャンパスに行ってみた。
ボイストレーニングの体験授業があったので参加した。
なんと有名なジャズシンガーの先生だったので興奮!!
参加したのは高校生ばかり。(そりゃそうだ。)
4名の参加だったけど、先生から何か質問ないですか、と言われ、質問しまくったのは私だけ。
(高校生、消極的だなぁ、親に連れられて来ただけ?)
いろいろ見学して、進学相談コーナーへ行く。
なんと、私の前にいた相談員の先生は、ジャズ界で有名なギターリスト。
またまた興奮!!
私の思いを聞いてもらった。
すると意外な、でも的を得たアドバイスをもらえた。
要約すると、
「ジャズをやりたい、という目的がはっきりしているなら、ジャズ専門の先生に個人で習った方が近道じゃないですかね。
音大ではいろんなジャンルの音楽を一通り勉強しないといけないからね。
バンドを組んで発表する講座もありますから、若い子たちと一緒にやるのがやりにくいかもしれませんよ。」
最後の一言はおばさんにはグサリと来た〜(笑)
けど、このアドバイスのおかげで気持ちの整理がついた。
「ジャズ専門の先生に習う」
これで頑張っていきます。